日本を代表する作曲家/アレンジャー/キーボード奏者である井上鑑(いのうえ あきら)が1984年にカセットブックのみで発表した幻想の音世界『カルサヴィーナ』が世界初CD化。
日本を代表する作曲家、アレンジャー、キーボード奏者である井上鑑が1984年にカセットブックのみで発表した幻想の音世界『カルサヴィーナ』が世界初CD化!佐野元春など当時の関係者ほか多数レコメンドのコメントも到着!#井上鑑 https://t.co/x8FYcFQYpD pic.twitter.com/XVOaF8puow
— P-VINE RECORDS (@pvinerecords) April 28, 2020
井上鑑
井上鑑(いのうえ あきら)とは、1953年9月8日、東京生まれ、作編曲家/作詞家/ピアノ/キーボード奏者。
チェリスト・井上頼豊(いのうえ よりとよ)の長男であり桐朋学園大学作曲科にて三善晃に師事。
桐朋入学前後より故・大森昭男との出会いによりCM音楽作曲、スタジオワークを始め、現在に至るまで寺尾聰「ルビーの指環」大滝詠一、福山雅治、他膨大な数のヒット曲、話題作を生み出す。
1981年シングル「Gravitations」、アルバム『予言者の夢』で〈東芝EMI〉よりソロデビュー、以降先鋭的サウンドとメッセージに満ちた言葉を駆使した通算17枚のソロアルバムを発表。初期作品も再発売が相次ぎ、新世代DJたちの熱い支持を得ている。
創作活動はジャンルを超え、箏や津軽三味線などの邦楽器やチェロを始めとする弦楽器と真摯に向き合った作品は独特の変拍子感覚と近現代的書法、優美なメロディーとハーモニーを併せ持つものである。
2011年、書籍「僕の音、僕の庭」発表、2013年より「連歌・鳥の歌」プロジェクト主宰、現地カザルス財団のサポートを得て2016年カタルーニャ、ウクライナにて公演。同時期よりソロリサイタルを年1回シリーズで開催。
Bela Bartok(ベラ・バルトーク), Peter Gabriel(ピーター・ガブリエル)を敬愛し、David Rhodes(デヴィッド・ローズ), Tchad Blake(チャド・ブレイク)など英国アーティストとの作品作りを80年代より続けている一方、盟友である今剛、山木秀夫などと商業ベースを超えた音楽作り+ライブを精力的に展開。
血液型はAm11th、座右の銘は「High Tech, Hand Made」。
カルサヴィーナ
日本を代表する作曲家/アレンジャー/キーボード奏者である井上鑑(いのうえ あきら)が1984年にカセットブックのみで発表した幻想の音世界『カルサヴィーナ』が世界初CD化。
細野晴臣『花に水』、矢口博康『観光地楽団』、ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』、南佳孝『昨日のつづき』といった一連の作品とともに冬樹社”カセットブックシリーズ SEED”として1984年に発表された井上鑑『カルサヴィーナ』。1stアルバム『予言者の夢(1982年)』以降、ソロ名義で自身の音楽性をさらに追求すべく試行錯誤が繰り返されるなか制作された本作は、20世紀初頭の伝説的バレエダンサー”ニジンスキー”をテーマにテクノロジーとともに飛躍的な進化を遂げた電子楽器&機材と稀有なプレイヤーたちによる生演奏とを精密に重ね合わせた先鋭的なサウンドで、「当時だからこそ可能であった」と本人も語るように長時間に及ぶレコーディングやスタジオワークから生み出され楽曲はそれぞれアンビエント、ミニマル、エスノ、フュージョンといった側面を持ちながらも全編通してはカテゴライズ不可能なまさに幻想の音世界。今回の再発にあたりオリジナルのカセットテープに最新デジタル・リマスタリングを施し新たなマスターを作成。さらに井上鑑本人とエンジニアとして参加していた藤田厚生による当時の回想録もブックレットに掲載し本作の成り立ちからどのように制作されたのかまで詳細に記された80年代の音楽シーンが垣間見ることもできる資料的にも価値のある歴史的作品となっている。
収録曲
カルサヴィーナ / P-VINE
01. プロローグ
02. アントルシャ・ディス
03. ア・キ・エス・パスポート
04. INNOVATIONS
05. ワスラフのいちご狩り
06. 第二幕のはじまり
07. 湖のピアノ
08. オンディーヌ
09. ア・キ・エス・パスポート(Version 2020)*
*Bonus track
リンク
井上鑑 | 公式サイト High Tech, Hand Made
井上鑑 | P-VINE, Inc.
井上鑑『カルサヴィーナ』ティーザー(Akira Inoue “Karsavina” Teaser) | YouTube
井上鑑(official) | Facebook