アーティスト・Cuushe(クーシェ)が、ドリーム・ポップの霧と靄を脱ぎ捨て、音楽活動の再開を高らかに宣言する5年ぶりの新作となる3rdアルバム『Waken(ウェイクン)』をリリース。
Cuushe
ゆらめきの中に溶けていくピアノとギター、空気の中に浮遊する歪んだシンセサイザー、拙くも存在感ある歌声が支持を集める京都出身のアーティスト・Cuushe(クーシェ)。
Julia Holter(ジュリア・ホルター)やTeen Daze(ティーン・デイズ)、Blackbird Blackbird(ブラックバード・ブラックバード)らがリミキサーとして参加したEP『Girl you know that I am here but the dream』で注目を集め、デビュー作収録の「Airy Me」のミュージックビデオがインターネット上で大きな話題となる中、全編ベルリンでレコーディングされた2ndアルバム 『Butterfly Case』を発表。独創的な歌世界が絶賛され、海外の主要音楽メディア/ブログで軒並み高評価を獲得。
近年はアメリカ・TBSのTVドラマ「Seach Party」、山下敦弘 x 久野遥子による「東アジア文化都市2019豊島」プロモーションビデオへの音楽提供や、イギリスのロックバンド・Placebo(プラシーボ)のStefan Olsdal(ステファン・オルスダル)とDigital 21(デジタル 21)、Iglooghost(イグルーゴースト)、Populous(ポピュラス)らの作品にボーカル参加。長らく自身の音楽活動からは遠ざかっていたが、2020年新たなプロジェクト・FEMと共に再始動。
Waken
京都出身のアーティスト・Cuushe(クーシェ)が音楽活動への復活を高らかに宣言する3rdアルバム『Waken(ウェイクン)』は、これまでのドリーム・ポップ作品の霧を脱ぎ捨て、現実の輪郭を明確に示している。冷たい朝の光が差し込む「Hold Half」から始まり、空間に歪むギター、幾重にも重なるコーラス、宇宙と交信しているかのようなアナログ・シンセサイザーというCuusheの特徴的なサウンドに、成熟したオルタナティブなスピンを加え、これまで以上に生命力に満ちた音楽が生み出された。
UKガラージを解釈したかのようなリズムと共に雨の夜の雰囲気を醸し出す「Emergence」や、ドラムンベースが炸裂する「Not to Blame」、シャッフルのような「Drip」では荒々しく叩かれるスネアとビートが、90年代のレイヴ・サウンドを彷彿とさせるかのような、エネルギッシュな新境地を開拓している。この強力なパーカッシブな基盤を持った『WAKEN』は、自己拡張と繰り返す連帯/離散の鼓動の中で、自由へのエクササイズとなる。かつてぼんやりとしていたCuusheの声は、今ではより強く、より大きく、よりクリアになり、光に向かって前を向いている。アートワークはイラストレーター/アニメーション作家・久野遥子(くの ようこ)によるもの。
収録曲
WAKEN / Flau
01. Hold Half
02. Magic
03. Emergence
04. Not to Blame
05. Nobody
06. Drip
07. Beautiful
08. Spread
リンク
FLAU | WAKEN
FLAU | Bandcamp
Cuushe – Magic [OFFICIAL VIDEO] | YouTube
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