DYGL『Thirst』

DYGL『Thirst』
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レコーディングからミックスまでメンバー自身の手で試行錯誤しながら完成したDYGL(デイグロー)の4thアルバム『Thirst(サースト)』。90年代のオルタナ・ギターロックから現代のエモ・ラップに至るまで、もがきながらも今の自分たちを焼き付けているような圧倒的にワイルドで、エモーショナルな作品。

現代。凄まじい情報量と速度感の中、不感症になりつつも、この荒地のような時代に「生の実感」に救いを求める、燃えるような渇き。ラフでタフ、録音からメンバーの手によって制作された剥き出しのオルタナ・ギターロック。

DYGLの最新アルバム『Thirst』は、原点回帰して、レコーディングからミックスまでメンバー自身の手で試行錯誤しながらも、自分たちが、「今本当に聴きたい」音楽を志向して制作された。90年代のDinosaur Jr.をはじめとするオルタナ・ギターロックから現代のエモ・ラップに至るまで、もがきながらも今の自分たちを焼き付けているようなスケッチ感・ドキュメント性。

本作はコロナ禍において、制作された2021年作『A Daze In A Haze』と連作的な位置付けでありながら、圧倒的によりワイルドで、エモーショナルな推進力を孕んでいる。メンバーとも親交深く、今やヒップホップ界隈で話題の油絵師であるSRTMが手がけたアルバムジャケットからは、混沌としたグラデーションの色使いの中にも、どこか蠢きながら共存する異物性/生命力を感じさせる。新たな始まりを感じる、生と癒しと祈りの作品。

DYGL『Thirst』

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